学童ブログ 指導員会より

全国学童保育研究集会in岩手

投稿日 2014年10月15日 | カテゴリー 指導員会より

10月11日(土)12日(日)に開催された「全国学童保育研究集会」(今年は岩手県で開催)へ、寄居町学童保育の会から、指導員6名が参加しました。
震災から3年7ヶ月が過ぎたこの日、全国から学童保育の保護者・指導員4,000人が岩手県へ集まりました。
全体会では、岩手県内の学童保育に通う子どもたちによる、歌(しあわせ運べるように)・さんさ踊り・けん玉の披露・雨ニモマケズの朗読…といった、子どもたちの歌声や朗読に、最初から涙…。
特別報告では、宮城県・福島県・岩手県からそれぞれ3名の方から、震災時の様子、その後、今に至るまでのお話や、指導員の思いに、心が痛みました。そして、まだまだ復興できていない東北地方に、自分たちができる事は一体何か…をあらためて考えなくてはならないのではないかな…。
記念講演は「いのちをケアし、育むということ〜学童保育がつむぐ、未来への希望」といったテーマで、庄井良信先生のお話を聞きました。
子どもたちの弱い部分を周りの大人たちがしっかり受け止めることで、子どもたちは恢復し成長していく。「自分が自分であっていいんだよ」という気持ちを感じることで、次へ進める、というお話や、指導員だって、弱さを見せ合いながら、語り合い、支え合いながら成長していく、というお話に励まされました。
二日目は岩手大学にて、さまざまな分科会に分かれて、学び合いました。
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実践記録の検討

投稿日 2014年10月9日 | カテゴリー 指導員会より

本日の指導員会議は、実践記録(実践レポート)の検討を行いましました。
夏休み明けに提出された実践レポートを順番に検討していきます。今日は2つのレポートを検討…。
指導員は子どもたちに、どう関わったのか…。その時の子どもの気持ちはどうだったのか…。書かれているエピソードに対し、それぞれが自分の保育に重ね合わせ、子どもたちの心に少しでも近づくことができるように、みんなで意見を出し、考え合いました。
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指導員会学習会であそびについて学びました

投稿日 2014年9月18日 | カテゴリー 指導員会より

本日の、指導員会学習会では、川越で指導員をされている菊地妙子氏をお迎えし「あそび」について学びました。
はじめに、菊地氏の実践を交えた、「あそび」についてのお話…。
ちょっとしたあそびから、世界が広がっていく子どもたち…。一緒にあそぶことで、子どもたちにワクワク・ドキドキを伝え、子どもたち同士の関係をつなげていきたいと思いました。そして、子どもたち自ら考えて、あそびが発展していくと、それはまた楽しいものになっていくのではないかな…。

後半は、身体を使ったあそびの「昆虫太極拳」と「オセロゲーム」を教わり、最後に、手作りおもちゃの「プルタブへびさん」と「恐竜のタマゴ」の作り方を教わりました。
あっという間の2時間でしたが、各学童指導員が集まって、みんなで聞くことができました。毎日の保育に活かせるものばかりで、大人も楽しかったです(^_^)。

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埼玉県学童保育指導員基礎講座

投稿日 2014年6月17日 | カテゴリー 寄居学童より,指導員会より

本日開催された、「埼玉県学童保育指導員基礎講座」の講師は飯能市指導員の河野伸枝さん。
おたよりに書かれた実践をもとに、指導員の仕事で私たちが大切にしていかなければならないことについてのお話でした。

親の願いで学童保育に来る子どもたち、そんな子どもたちが嫌がらずに学童保育に負担なく帰ってこれて、学童が安心できる毎日の生活の場としてよりどころとなれるような生活を作り出すことが私たち指導員に課せられた課題。
そういった生活を作り出すためには、楽しいことだけでなく、怒りや悲しみなど、心が大きく揺れる子どもたちとしっかりと向き合い、子どもたちの言動の裏にある背景を理解する。子どもたちのつまずきは、他者を理解していく上でのプロセスである。そして、人とのつながりの中で、自分を作り上げていく子どもたち。そのために、指導員は日々の実践を記録し、指導員仲間と伝え合う。
このように一人ひとりの子どもや保護者を大事にする関わりは、全児童の一体化では果たせない、というお話に、自分たちの保育や、大事にしていることをしっかりと語っていかなければ、と感じたのでした。

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しあわせな放課後の時間

投稿日 2013年11月2日 | カテゴリー 指導員会より

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大人は子どもに対して決して威圧的な態度をとることなく、一人の人間として尊重し、幼い頃から「対話」を通して丁寧にかかわってきているというフィンランド。
間違ったことをすれば大人から注意を受けるけど、その時に大人は必ず理由を尋ねるそうです。子どもたちが自分でやったことを自覚し、その理由を述べられることが重要だと考えられているから。大人が威圧的な態度をとってしまうと、子どもは萎縮してしまい、正当な理由を述べることができなくなります。それは、大人にとっても、子どもたちときちんとかかわれたことにならないといいます。
幼い時から、そうやって「対話」を大事にしてきたフィンランドという国だからできることなのかもしれないけれど、私たち指導員も子どもたちに対して、じっくりと向き合い、ていねいにかかわっていくことが、とても大事なことなのでは…と感じました。